よくある質問
Q&ATOP / よくある質問
入局に関して
- 他大学出身です。当大学出身以外も入局可能でしょうか?
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もちろん可能です。
他大学出身の医局員はいますし、出身大学で区別しません。
- 毎年何人くらい入局しますか?女性の入局者はいますか?
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毎年1~3名入局します。
女性の入局者はここ10年では8名が入局しています。
精神科には臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士など女性の医療スタッフも多いため、むしろ女性の方が多いように感じます。
- 定員はありますか?
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教員を除いた医員の定員は5名です。
専門医の制度上、3年間のうち1年は連携病院で勤務しますので、もし入局希望者が定員を超えても調整を行います。
しかし、なるべく早く申し出ていただけると調整が行いやすいです。
- 3年目、4年目はどんな病院へ行くの?
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専門研修3年間のうち1年は大分県立病院精神医療センターあるいは別府医療センター、民間の連携病院で研修を行います。
連携病院は全て大分県内です。
- 医学部卒業後5年以上たっていますが、入局可能ですか?
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卒後の年数で制限は行っておりませんので、気軽にご相談下さい。
- 入局試験はどのようなものですか?
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教授が面接試験を行います。
- generalistとして幅広い診療にあたる医師を目指しているのですが。
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当科はあくまでも精神科医という専門医を養成します。
リエゾンや緩和ケアを通して身体科との接点はありますが、generalistを養成するところではなく、specialistを養成するところです。
ちなみに、generalistの養成は、本院では総合内科・総合診療科が行っています。
- 指導医は1対1ですか?
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一人の指導医が少数の専攻医を懇切丁寧に指導します。
- 研修のプログラムはありますか?
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日本精神神経学会の専門医制度プログラムがあります。
課題を達成できるようにサポートしていきます。
- 研修体制はどうなっていますか?
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指導医が直接指導し、指導医の上に診療科長としての教授がいます。
- 後期研修ではどんな研修が可能なの?
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1例を挙げますと、1年目は担当医として入院患者を受け持ちつつ、教授の外来診療の陪席を務めます。
ここで、基本的な面接技能を獲得していきます。
2年目から外来診療にも携わり、自ら治療方針を立てていきます(もちろん指導医や先輩へ相談も可能です)。
3年目は連携病院で視野を広げます。3年間を通して、精神保健指定医や専門医取得のための症例を経験していきます。
- 研修は大学で行うのですか?それとも関連病院ですか?
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原則は基幹病院である大分大学で研修を行います。
ただし専門医研修は基幹施設と連携施設で研修施設群を作り循環型の研修が行われます。
そのため後期研修3年間のうち1年は必ず連携病院へ出向します。
- 研修終了後はどうなるのでしょうか?
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研修終了後は医局で臨床や研究、教育に従事しながら、時には県内の連携病院で経験を積み、自分の専門性を高めていきます。
- 医学研究が出来ますか?
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研究は大学病院の重要な役割の1つです。
当講座で行っている研究は「研究について」をご覧ください。
- 大学院への進学状況はどのようになっていますか? 博士号取得状況はどうですか?
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希望者は大学院への進学が可能です。
臨床業務を続けつつ(社会人大学院生)、経済的に安定した状態で学位を取得することができます。
ここ10年で20件の学位(医学博士)を取得しています。
- 研究のためには大学院に進学しなくてはならないのでしょうか?
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大学院に進学せず、研究することは可能です。
- 研究には余り興味がないのですが、それでもよいのでしょうか?
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研究に向いていない人が出てくるのは仕方ありません。その分、臨床や教育で頑張ってください。
- 関連病院の赴任先の希望は通りますか?
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県内の精神科医療を支えることも大学病院の使命ですので、必ずしも希望通りとはいきませんが、医局長が対応します。
- どのキャリアパス(進路)を取るかはどのようにして決まるのでしょうか?
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医局で研鑽を積むうちに、より深く学びたいことが見えてきます。
自分のやりたいことが見えてきたら、医局長や教授と相談してください。
- 育児をしながら診療・研究を行うことは可能ですか?
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可能です。
育児をしながら働くために、附属病院の敷地内に大分大学なかよし保育園や大分大学病児保育室ひだまりが設置されています。
- 外国留学の道がありますか?
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現在コロナ禍のため留学困難ですが、以前はイギリスやアメリカ、カナダなどに留学していました。
- 開業することは難しいのでしょうか?
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開業医として活躍している医局出身者もいます。
開業する前に精神科医としての実力をつけるのはもちろんですが、並行して自分の専門性を高め、開業後の自院の方向性をしっかり決めておく必要があります。
- 大学病院と市中病院の違いは?
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市中病院では軽症から重症まで様々な症例を経験できますが、そこで診断や治療に難渋する患者さんを特定機能病院である大学病院に紹介します。
大学病院でないとできない様々な検査や治療を経験できます。
詳しくはこちらから「精神科医の仕事」
- 病院見学や相談の窓口はどこですか?
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医学科学生や臨床研修医の病院見学を随時受け付けています。
卒後臨床研修センターもしくは医局長までご相談ください。
入局後について
- 実際の勤務時間は大体どのようになりますか?
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原則として、勤務時間は8時30分から17時15分です。
担当患者さんの病状により帰りが遅くなることもありますが、当院は医師の働き方改革に積極的に取り組んでいますので、できるだけ残業時間は少なくなるように配慮しています。
- どうしても領域が狭いというイメージがありますがどうでしょうか?
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精神科は疾患だけでなく患者さんの人生そのものに関わっていきます。
領域は狭いが奥行きは深いのです。
- 症例は偏っているのではないですか?
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当院および連携施設で多彩な症例を経験できます。
精神保健指定医や専門医取得に必要な症例も経験できます。
- 初期研修病院であまり診療を行わなかったのですが大丈夫でしょうか?
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心配は無用です。
しっかり指導します。1年目は教授の外来診察に陪席し直接指導も受けられます。
- 30代後半ですが、研修・研究上の不利はありますか?
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特に不利となることはありません。
他科でキャリアを積んだのちに精神科を志し、入局した先生もいます。
- 当直やオンコールは?
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大学での当直は月3回程度です。
連携病院での当直が週1回あります。
指導医や病棟医長への相談体制も整えています。