医局長挨拶
MESSAGETOP / 医局長挨拶
精神科ってどんな科?
当講座のホームページにアクセスしてくれてありがとうございます!
精神神経医学講座の医局長をしています、平川です。
皆さんは精神科にどのようなイメージをもっているでしょうか?例えば、ある人が悲しそうに、泣いているところを想像して下さい。この悲しいという感情や泣くという行動に、皆さんが他者として関わる際に、全く異なる2つのアプローチがあります。
1つは「この人にどんなことがあったんだろう?どんな心の動きがあって、悲しくなったんだろう?どんな風に話を聞いてあげて、どんな言葉をかけてあげればいいんだろう?」といった心理的なアプローチです。
もう1つは、「どのようなこと(刺激)に対して、脳のどの部位が反応して、脳内のどのような神経回路や神経伝達物質に変化が起き、その結果として感情・行動の変化が起きているのだろう?」という脳科学的なアプローチです。
どうでしょう、ここまでの文章で面白そうな分野だなと思った方は精神科医向きですよ。
大分県の精神医療を担い、世界へ発信する精神科医へ。
大分大学医学部附属病院は県内唯一の大学病院であり、日々誇りを持って診療にあたっています。専攻医が精神保健指定医や精神科専門医を取得できるようにしっかりと指導を行っており、臨床力の高い精神科医の育成に力を入れています。臨床だけでなく、学会発表や論文作成を通して研究マインドを育て、学位取得も可能な環境が整っています。詳細は研究のページをご覧ください。
新専門医制度になり、専門研修プログラムでは、当科での研修の他に連携施設での研修が必須となります。専攻医の皆さんは連携施設で大学病院とは異なる様々な経験を得ることができます。関連病院は大分県内を網羅しており、2022年時点での専門研修プログラムでの連携施設は大分県立病院精神医療センターや別府医療センター精神科、産業医科大学精神科などの公的な医療機関、大分市の衛藤病院、大分丘の上病院、佐藤病院、帆秋病院、別府市の鶴見台病院、向井病院、山本病院、宇佐市の宇佐病院、中津市の大貞病院があり、いずれも経験豊富な専門医の指導が受けられます。また、大分県こころとからだの相談支援センターとも連携し、精神科治療にとどまらず、相談支援業務や一般の方への啓発活動、一次予防から三次予防までの活動に従事することで精神科の社会的な側面からの研鑽をつむことができます。
また最後に、様々な悩みを聞いて治療する立場の精神科医は、本人自身のメンタルケアが非常に大事だと考えています。大分県は自然が豊かで、海あり山あり温泉ありで、食べ物もおいしく、ゆっくりとした時間の流れている土地です。オフの時間はしっかりとリフレッシュすることが出来、また仕事を頑張ろう!と思うことが出来ます。
大分県の精神医療を担いつつ、世界に向けて精神医学研究・臨床の成果を発表できる精神科医を育てたいと思っています。紹介文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。医学生・研修医の皆さん、是非一緒に頑張りましょうね!!お待ちしています!!
入局に関するお問い合わせ
担当・連絡先
新専門医制度プログラムにつきましては下記のリンクをご覧下さい。
精神科領域専門医研修プログラム
卒後臨床研修、新専門医制度について詳細につきましては下の卒後臨床研修センターをご覧下さい。
http://www.med.oita-u.ac.jp/sotugo/index.html
E-Mail:hira-hiro@oita-u.ac.jp
※ 後期研修、入局希望の先生は、医局長の平川 博文まで御連絡下さい。医局見学についても随時相談可能です。